日本直販が負債175億円で民事再生法適用申請と相成りました。

「昭和60年代の最盛期には年間約500億円の売り上げがあったが、バブル崩壊前後から減少し、資金繰りが悪化。この頃から債務超過に陥っていたとみられている。」 

「しかし、インターネット通販の普及や海外通販業者の市場参入で売り上げが減少。在庫も増加基調をたどり、11年9月期の売上高は約255億円に半減 」

帝国データバンクによると、架空の在庫や利益の水増しも発覚し、取引先への信用不安が広がった」
 

時代の波ですね。時代の変化に対応した経営をしないといけないという見本のよう。
いや、でも本当にそうなのかな?と立ち止まって考えてみます。

TVショッピングと言えば、ジャパネットタカタが今は好調のようですけど、社長のキャラクターだけでもっているのでしょうか?

ちなみにジャパネットの基本情報はこちら
・売上高 1531億円
・従業員 473名(パート含む)
・非上場

日本直販が最盛期で売上高500億円なので、規模から言えばジャパネットのほうがでかいです。
規模がでかいからジャパネットはまだ大丈夫なのか?社長のキャラがうけているからもっているのか?
明暗の差はどこにあるのでしょうか?

■同じTVショッピング会社なのに、なぜジャパネットは好調で、日本直販がつぶれたのか?

おそらく取り扱うモノがかなり違ったんじゃないでしょうか?
日本直販は、高枝切りばさみとか布団圧縮袋とか、そういうアイディア商品を売っています。
また大体が単価が安い。

対してジャパネットでは一般的な家電品です。

で、一般的な家電品を取り扱っているお店は家電量販店です。ヤマダとかヨドバシとかビックとか。
ここらはめちゃくちゃ業績がイイです。

多くの人は、日本直販はネット時代の波に取り残されてダメになった、だから同じくTVショッピングのジャパネットもダメになるんじゃないか?とか考えているようですが、僕はそうではないと考えています。
今言ったように、もしTVショッピングというのが時代遅れでネット販売じゃないからダメなんだということになれば、リアル店舗のヤマダやビックの業績が良いことを説明できません。
要するに商品の差が問題なんですよ。
日本直販は、ヘンテコなアイディア商品などでヒットを飛ばせなければ儲かりません。
ジャパネットは、きちんとした家電品を売りますが、ネットで調べてそれを使ったらどうなるのか?ということをわかってネットで買える層が世の中のすべてではないわけです。昔よりは少なくなっているとは思いますが、そういったことができない層というのは確実にいるわけです。僕の母親などもネットを使いこなすことはできないし、一般的な50代以上のおばさま方はそんなにネットに通じていないのではないのだろうか?というのが僕の見方です。

ちなみにビックカメラは、
2010/8月期 6082億円
2011/
8月期 6121億円
2012/
8月期 5180億円
2013/8月期 8400億円(予)

というわけで、2012年8月期は震災の影響が響いている感じですが、来期で一気に回復の予定です。
ちゃんとした家電を、その機能などを調べられたりしない人たち向けに、使い方や生活への効能を説明することで世の中に受け入れられているのではないかと。商品自体はイイものなのでその効果をきちんと示してあげれば買う人はたくさんいるということだと思います。

で、日本直販だと、高枝切りばさみとか宣伝されても「そんなもん要るか!」ということで。

あ、でもビックカメラでもやはりネットに力を入れないとヤバイという意識は強いようです。IR資料によると、ビックのネット通販売り上げはうなぎ上りなのが分かります。

2007/8月期 220億円くらい
2012/8月期 400億円くらい

なので商品力+ネット通販が時代のカギだなーと思います。